2008年 01月 09日
RAT HOLE GALLERYにてAntoine d'Agata“SITUATIONS”を見る。 去年のLOTUS ROOT GALLERY での大森さんのオープニングパーティーに本人が来られて挨拶をしたのだが、恥ずかしながら当時は氏の名前と写真を知らなかった。その時にマグナムの図録に掲載されている氏の写真を拝見したのだが、点数が少なかった事もあり取り立て感じる事もなかった。 それがどうだろう。会場へ続く階段を下りながらも、ガラス越しに見える写真の数々に圧倒される。 会場に入り、240点の作品一点一点にゆっくりと目を通す。どの写真ももの凄く力強く迫ってくる。 次に距離をとって全体を見渡す。写真の力は衰えるどころか、束になって眼球に襲いかかる。 グロテスクで美しく、見てはいけないようなものを見た感覚。 目をそらそうとしてみても、一度目にしてしまったその世界から逃れる事はできない。 言葉にすると陳腐だが、とにかく素晴らしい写真展だった。 世界は広い。まだまだ凄い写真家がいるんだな。
by ariphoto
| 2008-01-09 23:02
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